Atomic社のブログ

中古コンプレッサーの恐怖!の巻き

2006年10月28日

当店の常連客である、松○ちゃんのW124 300CEハンマーバージョンがエアコン不調と言う事で入庫しました。

調べてみるとコンプレッサーのマグネットクラッチの不良でヒューズが飛んでいましたのでコンプレッサー交換しちゃおうかと思い部品を手配したのですが・・・新品が何処にもない!!

今回、急いで上げてくれとの事だったのでヤフーオークションで中古品を探し、何とその日に運良く落札!!しかもこの商品の出品者の方からは以前にもベンツの中古部品を購入した事が数回有ったので安心して商品到着を待ちました。

翌々日、コンプレッサー到着!梱包を開けて見ると外見は綺麗に清掃されており、配管接続口もしっかりキャップがしてあり良い感じ♪クラッチを廻して見るとちゃんと圧縮も有り、ますます良い感じ♪

そしてチョチョイと300CEコンプレッサー交換完了!!さーて真空引きしようとゲージとポンプ接続!ポンプのスイッチON!ゲージを見ると、見る見るうちに気圧が下がっていき真空状態に、良い調子!と思ったら、ん、ん、ん〜何これ?・・・ゲージのガス通過が見えるのぞき穴になにやらグレー色のスライム見たいな物が見え隠れするではないでか・・・何だコレ?

ポンプを停止してゲージを外してみると・・うひゃー!!ゲージのホースからグレーのスライムがデロ〜ン、デロ〜ン、ドバーっと出てくる、出てくる・・・何じゃこりゃ!?買い換えたばかりの真空ポンプの中にもスライムがうじゃうじゃ・・・そうです中古コンプレッサーの中にスライムが隠れていたのです。スライムの正体は恐らくエアコンのガス漏れを止めるシール剤で有ると思われます。

結果発表ー!1位は見事に詰まったお客さんの車のエアコンシステム!内容はコンデンサー、コンプレッサー、サクションライン、エキスパンションバルブ全て交換!費用私持ちィ〜!!!2位は買ったばかりの真空ポンプ使用不可!保障はもちろん効かな〜い!!3位はゲージ使用不可!やはり保障は効かな〜い!!ふー確かめなかった僕が悪いんだと反省しております今日この頃です。

一応、コンプレッサーの出品者の方に連絡したところ素直に謝っていただき商品代金+お見舞金5,000円を頂きました。
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